スプラウトとは、
国内のスプラウト生産者による業界団体・日本スプラウト協会よる定義では、「主に穀類、豆類、野菜の種子を人為的に発芽させた新芽で、発芽した芽と茎を食用とするもの」とされています。栽培のしやすさと栄養価の高さ、食べやすさから、近年スプラウトの人気はますます高まってきました。
マイクログリーンとは、
2014年1月にアメリカ農務省のプレスリリースにより、高栄養価、高付加加価値、コミュニティをつなげると世界的にブームとなっている幼葉野菜のこと。スプラウトとマイクログリーンは本来異なる形態の野菜ですが、日本でのスプラウトとマイクログリーンは同じ形態の野菜です。詳しくはこちらをご覧ください。また、生産者によりマイクロリーフやマイクロハーブとも呼ばれています。
人気のスプラウト・マイクログリーン栽培品種
かいわれ大根
平安時代から長きにわたって親しまれてきた元祖スプラウト。ピリッとした辛さとシャキシャキ感がアクセント。ビタミン、ミネラル、フィトケミカルなど豊富。
豆苗
えんどう豆のスプラウト。様々な料理で楽しめ、ほのかなエンドウ豆の香りと甘味、シャキシャキとした食感が特長。各種ビタミン、特にカロテンが豊富。
ブロッコリー スプラウト
世界的に注目されるブロッコリーのスプラウト。小さなかわいい姿で、マイルドな味わい。抗がん作用や美容に良いとされるスルフォラファンを多く含む。
クレススプラウト
欧州で古来から親しまれてきたガーデンクレスのスプラウト。スパイシーな風味はサラダやサンドイッチ、魚料理に良く合います。ビタミンE・K、葉酸が豊富。
そば菜
シャキシャキした食感で茎はほんのり美しいピンク色をしたそばのスプラウト。フラボンやルチンなどのフィトケミカルが豊富な和食に合うヘルシースプラウトです。
ピンクかいわれ
茎が薄紅色から薄紫色まで様々なタイプがあり、かいわれ大根と同等の栄養価があり、お料理の味と彩りのアクセントとなります。
その他の品種
レッドキャベツス プラウト
濃緑の葉と、鮮やかな赤紫色の軸が特徴的な紫キャベツのスプラウトです。ビタミンCやビタミンK、葉酸が豊富。マイルドな甘さは、様々な料理のトッピングとして彩りが引き立ちます。
マスタードスプラウト
西洋からし菜(マスタード)のスプラウトです。ピリッとしたカラシ風味がスパイシーで、肉料理や卵料理を引き立てます。ビタミンKや葉酸が豊富。
ルッコラ(ロケット)スプラウト
ゴマのような独特な辛みと香りが楽しめます。ルッコラは、発がん性物質の除去・消滅をサポートするグルコシノレート含有で注目の野菜です。
ひまわりスプラウト
茎が太くて葉も肉厚で食べごたえがあり、ナッツのような多少独特のワイルドな風味。欧米ではサラダやグリーンスムージーにして楽しまれています。ビタミンB1、C、Eが豊富。おやつやおつまみにもピッタリ。
ケールスプラウト
青汁の原料としても有名なスーパーフード、ケールのスプラウト。シャキシャキした歯ごたえとクセが少なく食べやすいのが特徴。ケールスプラウトにはブロッコリースプラウト同等のスルフォラファンが含有されています。
もやし
様々な料理に使える万能野菜として古来より世界的に親しまれてきた発芽野菜。植物繊維、カリウム、ビタミンB群、Cが豊富。日本では、緑豆やブラックマッペ、大豆を種子とするもやしが主に生産されています。
アルファルファ
ぱりぱりとして水々しい食感が特徴です。サラダやサンドイッチに非常に合い、お肉と一緒に食べれば、とてもさっぱりとした風味に。野菜の王様と呼ばれ、食物繊維、タンパク質、ビタミン類、ミネラル、クロロフィルなどが豊富。
そらまめ豆苗
近年、日本でも流通するようになったソラマメのスプラウト。生のままでも食べられますが、コールスローの材料として最適。クセが無く栄養価が高いので、スムージーも良し。ポリフェノールが豊富。
ブロッコリースプラウト(もやしタイプ)
上記のブロッコリースプラウトと栽培方法が異なり、もやしのように栽培するタイプです。保存期間が短くなりますが、スルフォラファンが上記タイプより2倍含有しています。最近では、ケール、レッドケール、レッドキャベツも登場。
青じそスプラウト
日本のハーブの代表、和食の薬味としておなじみの青じそ(大葉)のスプラウト。みずみずしい食感とさわやかな香りをあり、和食はもちろん、サラダやカルパッチョなど洋風のお料理など幅広くご使用いただけます。
その他
海外では、レンズマメ、フェヌグリーク、マングビーン、ひよこ豆、アマランス、チア、バジル、パクチー、オニオン、小麦、大麦、ナスタチウム、マリゴールドなど様々な豆類、野菜類、ハーブ類、穀物類、エディブルフラワー類の100種類以上のスプラウトが生産されています。