スプラウトは水耕栽培？　マイクログリーンは土耕栽培？

よくこのような違いを書かれているサイト様がありますが、
実際は、スプラウトは水耕栽培、マイクログリーンは土耕栽培ではないです。

日本で「スプラウト」という言葉が導入（借用）された経緯をまったくしらないで、
アメリカ農務省プレスリリース以後、世界中でマイクログリーンブームとなり、様々な方がウェブやSNSに英語で書かれたことをおそらくそのまま翻訳されているだけだろうと思います。

弊社は、かいわれ大根が一般に普及しはじめた1985年創業以後、かいわれ産業に関わり続けています。
話はそれますが、それ以前はかいわれ大根は高級野菜でした。

話を戻し、
1997年の堺市かいわれO-157冤罪事件が発生したことにより、「かいわれ」という言葉が忌避されるようになりました。

かいわれ大根生産者はその代用語として、
当時アメリカで大人気だったブロッコリースプラウトという言葉にヒントを得て、「スプラウト」という言葉が導入（借用）したということが明確となっています。
（ブロッコリースプラウトは日本ではかいわれ型の姿をしてますが、アメリカではもやし型の形状をしています。）


スプラウトとマイクログリーンの違いについては、また、アメリカではもやしタイプの野菜だったブロッコリースプラウトが日本でかいわれタイプの野菜になった経緯については、
以前のブログページに詳細に書いておりますので、ご参照ください。